一冊でわかるタイ史

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柿崎 一郎 (著)

一冊でわかるタイ史 (世界と日本がわかる 国ぐにの歴史) 単行本 – 2022/11/22

 私が今のところ、一番滞在日数が多い外国はタイです。なんとなく、旅行ですが居心地がいい国です。私の前世は「タイのお坊さん」といわれたことがります。ほんとかね?その割にはタイのことはあまり知りません。特に歴史関係は過去100年くらいまでしか知りません。日本がタイにに対して悪いことをしたのは知っています。地球の歴史は長いのでいろいろなことが起きます。「だから、いいじゃん」とは思っていませんが、「過去は過去、未来は別でこれから作れる」とは思っています。タイの歴史が1冊で大まかに理解できました。なかなか高齢者には良い本かもしれません。ちょっと残念だったのは、タイ族の起源は現在の中国にあり中国から南下してインドシナ半島に定着したところです。残念というか、「アジアの起源はやっぱり中国様だなー」と改めて感じました。
 少し前まで、「仏教ってなかなかいいんじゃない」と思っていました。その理由は戦闘的じゃないところでした。それも、ミャンマーの仏教過激派の存在を知るまでです。昔は仏教徒も色々と戦闘的だったけど、最近はそんなことないと思っていました。タイの歴史では昔の王朝の存亡なども良くわかりました。ランナーとかアユタヤとかの違いも。島国日本人はなかなか「クニ」のイメージが他国と違うようで、理解しきれていないこともあると思います。
 東南アジアの遺跡は割とよく行くタイプかと思いますが、大体どこの遺跡にっても仏像の頭が切られています。盗掘で持っていきやすくて高く売れるのが仏頭というのは聞いていましたが、昔のインドシナでは同じ仏教徒なのに戦争で攻め込むと相手の仏像の首を切ったり、仏像自体を盗んだりしていたようです。
 実はむかしバンコクのエメラルドの仏像を見た時、ラオスから盗んできたという話を聞きました。なかなか、昔のタイはアグレッシブですね。

一冊でわかるタイ史 (世界と日本がわかる 国ぐにの歴史) 単行本 – 2022/11/22

説明
タイとはどういう国か。その歴史を図やイラストを使いながらわかりやすく、ていねいに。コラム「そのころ、日本では?」も便利。

柿崎 一郎

1971年生まれ。横浜市立大学国際教養学部教授。




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