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井沢 元彦

逆説の日本史17 江戸成熟編 単行本 – 2011/2/14
北海道に住む者として、興味ありました。子供のころはアイヌ民話などよく読みました。コロポックルやカムイの話などです。どちらかというと平和な話が多かった気がします。戦いはあまり出てきません。この本で描かれているアイヌもどちらかというと好戦的ではなく、ほのぼのとしている気がします。それに比べて松前藩の狡猾かつ残虐なところが記述されています。もう一つ、昔から疑問だったのがアイヌ=蝦夷なのか?結論は出ていませんが少し理解を深めました。
江戸幕府の外交下手もたくさん書かれています。当時、もっとうまく立ち回れたかどうかはわかりません。それが良かったのか、それとも悪いのかは評価が分かれると思いますが、少なくとも植民地にならなかったことは運も含めてよかったのではないでしょうか。
逆説の日本史17 江戸成熟編 単行本 – 2011/2/14
説明
幕末前夜の「闇の歴史」を暴く!
第1章では、東北地方から北海道、さらには千島列島まで、独自の文化を育んできたアイヌの歴史を照射する。和人が蝦夷地に進出する契機となった北東北の争いから和人の過酷な仕打ちに端を発した「アイヌ三大蜂起」。さらには、老中・松平定信が蝦夷地調査報告書を黙殺した理由にも迫る。
第2章では、幕末に燎原の火の如く盛り上がった尊皇攘夷思想の源流ともいえる国学思想の成り立ちを、荷田春満、本居宣長、賀茂真淵、平田篤胤ら「国学四大人」の軌跡を通じて解読する。
第3章では、天保の改革に挑んだ徳川幕府が「祖法大事」と変革の波に乗り遅れる様を詳述。優秀な官吏が国の行く末を見誤っていく歴史をあますところなく活写する。
第4章では、「なぜ日本の道路舗装率が中国・韓国などより低いのか?」という命題から、いたずらに開発に走らず、身の丈にあった暮らし、完全リサイクル社会を実現していた江戸の暮らしに陽を当てる。
目次
第1章 アイヌ民族のルーツと展開編
第2章 国学の成立と展開編
第3章 幕府外交と天保の改革編
第4章 ユートピアとしての江戸編
井沢 元彦
昭和29年、名古屋市生まれ。早大法学部卒。TBS入社後、報道局放送記者時代『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞受賞。その後退社し執筆活動に専念。歴史推理・ノンフィクションに独自の世界を開拓
