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安藤 秀

図解 筑波大学博士が考えた ゴルフ超理論 (池田書店のゴルフシリーズ) 単行本 – 2011/2/7
人間というのは権威に弱いものです。私も人間ですので筑波大学博士という権威に興味を持ち読みました。権威というのは恐ろしいもので、筑波大学博士が主張するとなんとなく科学的な感じがして、理論にも正当性が感じられるような気がします。もちろん正しい理論なのだと思います。ゴルフというものはなかなか難しいものです。止まっているボールを鉄の棒で打つだけですので誰にでもできるものです。マラソンのように過酷でもなく、おじいちゃんでも楽しめるスポーツです。
私はゴルフが好きです。自分的にナイスショットした時、ボールがピューンと飛んでいくと非常に気持ち良いです。すごく遠くからテキトウに打ったパッドが入るとめちゃくちゃ気持ち良いです。でも客観的に見ればへたっぴです。だから少し上手くなりたいと思います。世の中にゴルフの本がたくさんあるのは、私と同じような気持ちのおじいさんおじさんがたくさんいて、需要があるからだと思います。
前から不思議に思ってたんですが普通はスポーツに関して言うと、なんとか教則本みたいな基本の本があるような気がするんですが、ゴルフにはないような気がします。人それぞれの体格や筋肉・性格が違うのでゴルフのコーチなんかに習うのが王道なのかもしれません。でもコーチに習うと高そうなのでゴルフ本に頼るのが庶民的なおじいさんの道です。
結論を言うと理論は正しいと思います。問題は理論通りに私の体が動かないことです。
でもゴルフは楽しければいいんじゃない。
図解 筑波大学博士が考えた ゴルフ超理論 (池田書店のゴルフシリーズ) 単行本 – 2011/2/7
説明
今、ゴルフ界に旋風を巻き起こしている「筑波大学博士のコンバインドプレーン理論」。
スイングをより易しく、且つ飛んで曲がらないものにする、アマチュアゴルファーにとっての魔法のような理論です。
本書は、小さなスイングから段階を追って分かりやすいイラストで解説し、フルスイングまでをマスターします。
シンプルな身体の動きだけのスイングを体感し、スコアアップにお役立て下さい。
<著者より>
近年のスイング矯正法といえば、スイング動作を連続写真やビデオで撮影し、
そこから取り出した1コマに様々な線を引くことで、
自分のスイング軌道を修正するというやり方が主流になっています。
また、雑誌や週刊誌もプロゴルファーのスイング中の1コマに線を引いて、
良いスイングのポイントを解説しています。
こうしたスイング映像の1コマを重視する傾向は、
私のスクールに来ている方々の間にもご多分に漏れず広がっており、
多くのスクール生の方が、自分のスイング動画を見たがります。
その中でも特に生徒さんが見たがるのが、ダウンスイングの映像です。
ゴルフスイングは「バックスイング」「ダウンスイング」「フォロースルー」の3局面に分けられ、
それぞれの局面がショットに対する役割を持っています。
そして、もっともクラブシャフトが速く動く上に、
ボールヒットに深い関わりを持つのがダウンスイングであるため、
生徒さんが自分のダウンスイングを見たいと思うのは当然かもしれません。
しかし、スイング中の1コマの静止画に線を引き、スイング軌道を修正しようするのは、
あまり効率が良い方法とはいえないのです。
なぜなら、自分のスイング動画の1コマを見れば、間
違ったクラブの位置と正しいクラブの位置の違いは分かりますが、
正しい位置にクラブを動かす方法を発見することはできないからです。
また、正しい位置に動かせたと自信をもっている人でも、後から再生動画を見ると、
正しい位置にクラブが運ばれていないというケースも少なくありません。
そのため、私のスクールでもかつては、
多くの生徒さんがダウンスイングのクラブの振り下ろし方で悩み、
皆ダウンスイングのクラブの動かし方を体感できる練習方法を求めていました。
そこで私はピアノの左手と右手や、
ダンスのステップと振り付けのような2つの動作を合成するドリルを、
ダウンスイングの練習方法として考案したのです。
それが本書で詳しく解説しているトントンスイングです。
ゴルフスイングは、腕の縦の動きと体の横の回転が合成された結果として完成します。
そして、私が考案したトントンスイングでは、腕と体の動きの合成を違和感なく感じることができるのです。
安藤秀
1960年生まれ。立教大学では野球部に在籍。卒業後、一般企業に入社するが脱サラし、ユーアイゴルフクラブに研修生として入社。92年日本プロゴルフ協会に入会、2000年にA級ティーチングプロとなる。02年筑波大学大学院体育研究科に入学。07年学位論文「ゴルフスイングの変容に関する技術発達史的研究―新しいスイング練習法の構築に向けて」で筑波大学の博士号(体育科学)を取得