世界の日本人ジョーク集 令和編

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早坂 隆 

世界の日本人ジョーク集 令和編 (中公新書ラクレ, 720) 新書 – 2021/3/6

 面白そうだなと思って手に取ってみました。読んでみるとそれなりに面白い部分もあります。日本人が書いた本なので世界から揶揄される日本人や他の諸国地域とは違うところを指摘される日本人を題材にしたジョークなどが載っています。
 私も含めて日本人というのは他から変なところを指摘されたりするのが大好きです。他と違うという指摘を受けることが大好きです。他と違うということはユニークということなので見方を変えると「馬鹿にしている」「おかしい」「優れている」「卓越している」「賞賛される」などいろいろな受取り方ができます。それでみんながクスッと笑えればいい話なのかなと思います。ただ少し気になったの日本人の他と違う部分を強調する余り、多くのアジアの人々や明確に言えば中国人や韓国人を揶揄するような内容になっていたのは寂しいことです、し恥ずかしいことだと思いました。同じようにフランス人やイタリア人・ドイツ人・アメリカ人も笑う対象にはなっています。なんとなく笑いを取るということはそういう要素が必要なのかなと思うと悲しい気持ちになります。

世界の日本人ジョーク集 令和編 (中公新書ラクレ, 720) 新書 – 2021/3/6

説明
累計100万部突破の人気シリーズの新作が、令和に時を移し、ついに登場。総理大臣も大統領も代わり混迷を極める世界。笑いの力で乗り越えよう!

【目次】
はじめに
第1章 コロナ禍における不思議な日本人
第2章 国際社会におけるニッポン
第3章 存在感はあるのかないのか? 政治・経済
第4章 信じがたき日本社会の奇態
第5章 愛すべき変わり者? 日本人の生態
第6章 科学技術大国は健在?
第7章 世界に羽ばたく日本人アスリート
第8章 ニュー・ジャポニズムの時代
おわりに


早坂隆
1973年、愛知県生まれ。ノンフィクション作家。『世界の日本人ジョーク集』(中公新書ラクレ)をはじめとするジョーク集シリーズは、累計100万部を突破。『昭和十七年の夏 幻の甲子園』(文藝春秋)でミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞。他の著作に『指揮官の決断 満州とアッツの将軍 樋口季一郎』『永田鉄山 昭和陸軍「運命の男」』(共に文春新書)等。日本文藝家協会会員。

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