斉藤由貴生
☆☆☆☆

もう新品は買うな! 単行本 – 2016/12/17
まずは作者の名前が斉藤由貴生ということで驚きました。斉藤由貴といえば私の世代では超アイドルで誰でも知っている名前です。本名であればこの名前をつけた両親は斉藤由貴を意識していたのでしょうか?本名でなければ本人が斉藤由貴を意識したのでしょうか?
実際に本の中身について話します。簡単に言えばものを買うときに本能のまま欲しいものを買うのではなくそのものの価値(なんというか絶対的価値)を考えた上で購入しましょうという話です。実際にはリセールバリューを意識して買いましょうということです。
本人は腕時計投資家という一風変わった職業をしてらっしゃるようです。確かに腕時計とは嗜好品でありながらブランド物・精密機械・日用品などいろいろな側面を持っています。しかも作者がいう通りリセールバリューが高い品物です。
本文中にも出てくるのですがオメガの30万円の新品とロレックスの40万円の中古を購入した場合、例えば十年後にはオメガの30万円の新品はおそらく10万円ほどの価値、ロレックスの40万円の中古はおそらく50万円とか60万円の購入した価格よりも高くなっているという予測です。この話はうなずけます。でもほとんどの人は新品を欲しがります。これは日本の風潮というか、まあ普通考えると中古品よりも新品を喜ぶというのは理解できます。ただその一点を考え直せば、作者の言うリセールバリューの高い買い物ができるということです。もちろん私も含めて皆さんは品物を買うときにリセールバリューだけを考えて買うわけではないです。ただ作者はリセールバリューの高い品物は持っている価値があるという考え方です。これもなんとなくわかります。
作者のような選択をしている人は少ないのでこのような本の価値があるのでしょう。ただ現代では新品に限らず中古品の流通も盛んになってます。例えば老舗のヤフオク・メルカリなどの形態です。メルカリで中古品市場は活性化したと言えるでしょう。以前より中古品のニーズが高まったと思います。実店舗でもブックオフやセカンドストリートなどのお店も増えています。私は札幌に住んでいるのでセカンドストリートはあちこちにあります。時代が変わったのかなと思います。
作者について少し話します祖父がチャコットの創業者、父が医者という環境に生まれたとそうです。恵まれているように思いますが、実際は借金だらけで大変だったという作者の告白です。ただどうしても上記のような生い立ちだと周りからは恵まれていると思われますし、反感を受けやすい境遇かなと思います。作者の生い立ちが作者がおっしゃる内容であればすごく頑張ってここまで来られた方かなと思います。その辺誤解されやすくてかわいそうな方だなと思います。ただ思考がどちらかというとまだ幼い感じのイメージがあります。どうしてもその辺は還暦を過ぎたじじいでは理解できないところなのかなとも思います。この本で私もリセールバリューを考えた購入は賢いなと思いました。
人はものを選ぶときに即断即決であまり考えない決定と熟考して出す決定と二通りの考え方を持っています。ほとんどの人があまり考えないほうを選びます。実際にはだからといって大事にはなりません。大事になりそうな時には皆さん熟考しすぎるほどすると思います。これからは大事になりそうなこと以外でも熟考しようかなと思ってます。
もう新品は買うな! 単行本 – 2016/12/17
説明
人生は後半戦が圧倒的に面白い――
「コミュ力・モテ力」「お金の知識」「美容・美活」「筋トレ・ボディメイク」 の4つの軸からの習慣で周囲に差をつける!
800の企業・組織のクリエイティブディレクションを手がけた起業家が贈る、
“お金と時間から自由になる”生き方。
●上の年代からも下の年代からも好かれるためのコミュニケーション術を習得する
●クレジットカードを見直す、海外口座を・外貨を持つ。海外に視野を広げた資産形成で、老後の不安は消えていく
●SNSを中心としたマーケティングは、20代~30代で培ったスキルと経験値を社内で発揮し、自分のナリワイを作りだしていくための最大の武器!
●ボディメイク、眉カット、毎日の筋トレ、安眠……美容こそが40代にマストの自己投資
序章 人生逆転への4つの軸
第1章 良い人間関係をつくる「本当のコミュ力・モテ力」
第2章 美容・美活を極めて自信をつける
第3章 若さと集中力を保つ筋トレ・ボディメイク
第4章 稼ぐ力を高めよう~自分の商品を作り、広めるスキル
第5章 “グローバル投資家の目”での資産形成を始める
斉藤由貴生
1986年生まれ。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者。中学1年の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負う。その資金を元手に高級腕時計を購入。中学3年の時に“買った値段より高く売る”腕時計投資を考案。高校卒業後就職し6年間の社会人経験を経て、筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。在学中に7000万円あった借金の処理に成功。お金を使わず贅沢することのプロフェッショナルとして「腕時計投資」を推奨している。