逆説の日本史12 近世暁光編/天下泰平と家康の謎

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井沢 元彦

逆説の日本史12 近世暁光編: 天下泰平と家康の謎 単行本 – 2005/4/15

 徳川家康が江戸幕府を始めて徳川家による日本統治を完成させた。そのためには、残忍ではあるが豊臣一族の血脈を徹底的に消し去ることが必要だった。そして、それを実行した。豊臣から徳川に政権移行したのはそれを豊臣秀吉が実行しないで死去したからだと現代では思えます。平清盛も源義朝の血脈を完全に消し去らなかったために、後に源頼朝とその兄弟のために平家を滅亡させられています。そういう時代だったのでしょうがないですね。
 徳川家康は政権の世襲を確実にし、対抗勢力・対抗勢力になりそうな勢力を徹底して排除して死にます。さすがといえばさすがですが、恐ろしい人です。天下人というのはすごいものですね。安定した政権を安定の状態で子孫にまで以上できる体制を構築して死んだ。徳川15代250年の礎を作りました。
 有能な戦略家であり、政治家だったのでしょう。現代にこんな人がいて軍事独裁政権を作ったら大変なことになります。昔でよかった。

逆説の日本史12 近世暁光編: 天下泰平と家康の謎 単行本 – 2005/4/15

説明
シリーズ280万部突破の歴史ノンフィクション最新刊。今回は、豊臣政権の崩壊から、徳川家康が「天下泰平」を構築していくまでを取り上げる。常に世論を大切にしていた家康は、自分に対する信頼感を保つためにはいろいろな戦略を駆使した。その最大のものは「常に安定した組織の上に乗る」ことだった。いま改めて、家康がもっていた多面性に光を当て直してみると、今まで見落とされていた面に学ぶべきところがいくつもあるとして、井沢氏は、新しいリベラルな徳川家康像を提示し、その偉大さ、天才性がどこにあったのかについて考察する。また、「『ケガレと部落差別』を理解しないと日本社会の歴史は分からない」とし、現代日本人がクリアしなければならない「課題」も提示する。

井沢 元彦
昭和29年、名古屋市生まれ。早大法学部卒。TBS入社後、報道局放送記者時代『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞受賞。その後退社し執筆活動に専念。歴史推理・ノンフィクションに独自の世界を開拓



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